着生植物 アクシバモドキ
   根毛が無い「菌根」で生きている。
アクシバモドキ(スノキ属 着生植物)が着生する
屋久島杉。)
点滴養液鉢栽培には
  培地  ペレポスト オーロラ ゴールド
  養液  ペレポスト オーロラ源液
  木材腐朽菌繁殖エサ  オーロラ肥料
養液栽培には水耕栽培、固形養液栽培など多様な栽培様式が考案されています。
もともとはアメリカの進駐軍が東京の調布で「礫耕栽培」したのが、農業への始まりです。
この礫から・・・水、ロックウール、ピートモス、もみ殻、杉繊維、ヤシ繊維など考えられてきました。
培地は・・・・植物組織培養の培地から発展させたものです。
日本再生循環緑化研究所 宇井 清太は、ランの組織培養の日本における草分けです。
この培地の組成の研究では、アレコレ苦労した時代がありました(昭和40年ころ)。

そういうこともあって、植物の養液栽培のの良いところも、悪いところも知っております。
更に、一年草と多年草植物、「菌根植物」と「根毛植物」のことも調べてきました。
現在の養液栽培には「盲点」と「欠落」したものが隠されております。
ブルーベリの養液栽培ではブルーベリーは「菌根植物」であるということが無視、欠落しており、
ブルーベリーを一般の「根毛植物」と同じに考えて・・・
他の植物の実施例から・・・横滑りの発想で・・・ブルーベリーの養液栽培がおこなわれております。
固形養液ブルーベリー栽培でも、鉢に入れる「培地」は、全然「菌根」が想定されていない。
ブルーベリーは、なぜ・・・何千万年も「菌根」を捨てないで来たのか?
この問題を解決しないまま、他の植物と同じ考えで、栽培法が構築されています。
つまり、共生菌と菌根のことを無視、削除した養液栽培です。
ブルーベリーの菌根への進化を無視した栽培というのは、必ず、どこかに無理が、説明できない問題が出て、
現在の科学では説明、解決できないことが発生します。
一口に言えば、現在の養液栽培では、極端に言えば屋久島の7000年の大王杉は作れないということ。
養液栽培の培地を、養液を考える場合。
花崗岩で出来た屋久島の地表と、365日の一年間に400日雨が降ると表現される・・・多雨。
花崗岩の薄い20から30㎝にも満たない地表に、毎年必ず舞い落ちる枯れ葉、
その枯れ葉をエサに生き続ける木材腐朽菌。
それらが複合的に作り上げた「生態系」の・・・自生地再現した固形培地と「雨水」が最適である。
永年、植物の組織培養やってきて、どうしても乗り越えられない壁が「7000年の大王杉」のこと。
植物必修元素・・・有機物添加・・・その程度の現在の科学知見では、
花崗岩の山の7000年の大王杉は作れない・・・・。
何かが足りない・・・。
大王杉も縄文杉も・・・・根毛を持たない。「菌根」である!
ブルーベリーも根毛を持たない「菌根」である!

屋久島の花崗岩の地表20㎝。
これが大王杉を育んだ「固形培地」である。
この固形大地で、多様な植物を育ててきた・・・。
屋久島にもスノキ属植物・・・シャシャンボは自生る。
更に、スノキ属の着生植物「アクシバモドキ」も・・・杉に着生する。
ツツジ科植物のシャクナゲにも着生シャクナゲがあるが・・・
ブルーベリーの兄弟にも「アクシバモドキ」があった。
根毛を無くし「菌根」を備え、幹、枝に構築されている木材腐朽菌ネットワークを利用し、
幹、枝のコケの死骸、枯れ葉の分解したとき生まれるブドウ糖をエネルギー源にして生きている。
森林の光負け組植物である。地表では生きられないから・・・・樹上で木漏れ日を拾って生きている!
ブルーベリーにも、このDNAが宿っている。
根毛を無くした「菌根」を具備したからこそ「着生」で生きられる!
(北海道 農業センター 伊藤祐司 菅原保英 論文  参照)


ここで、何を言いたいかというと・・・
現在の養液栽培の「培地」「養液」には、植物自生地の「生態系」が削除されていること。
それが、科学的に本当に正しいのかということ。
植物によって細かく細かく養液の組成を違うようにしているが、
本当に適正なのか、適当なのか・・・その植物が本当に喜んでいるのか???
たまたま・・・その組成で良く生育しただけなのか・・・???
現在市販されている培養土にも言えることだが、
ブルーベリー専用培養土、バラ専用培養土、ラン専用培養土・・・
ラン専用液肥・・・・。
この専用という言葉は、植物に本当にあるのか。

なぜなら、屋久島全体を、一つの固形培地と考えたとき、
同じ培地で・・・おびただしい植物が育っているいるからである。
縄文杉にも10数種類の着生植物が・・・杉の樹皮で生き続けているからである。


ブルーベリーの培地を考えたとき、
地表にはシャシャンボ、樹にはアクシバモドキが着生している!
そういうことであれば、固形培地(培養土)は屋久島の地表を再現する。(共生菌を含めて)
培養液は・・・屋久島の雨水と地表の枯れ落ち葉堆積内から染み出る水を再現する。
それが、ブルーベリーの自生地を再現した養液栽培である。
これ以外のものは、自生地を乖離したものである。
屋久島は火山島ではない。
花崗岩が隆起してできた島である。
だから、この島のPHは、火山の硫黄で出来たPHではない。
枯れ落ち葉と木材腐朽菌と雨水で出来たPHである。


現在のブルーベリー養液栽培の問題点

 〇 ブルーベリー自生地の生態系が削除されている。
 〇 ブルーベリー専用に養液を作成できるほど、植物個々の養分要求の違い研究されていない。
     ブルーベリーのどこが・・・どう違うのかの研究が、生態系の中で研究されていない。
     ブルーベリーは「菌根植物」。養分吸収の差異を研究する場合は、
     共生菌生息した生態系の中で行わないと、意味がない。
 〇 ブルーベリーは菌根植物。菌根が削除されている。共生菌が生息していない。
 〇 光合成不足を補充出来ない。
     ブルーベリーは光合成の澱粉だけでは足りない!
     糖度の高いブルーベリーは作れない。
     養液栽培の「壁」である。
 
以上のような問題が含んでいるが、キュウリとブルーベリーの違いを解明できるか。
水耕の中で、「菌根」はどうなるのか。本当に無用なのか。
固形点滴養液栽培でも・・・共生菌は削除されているが・・・・その培地で多年草植物は永年育つのか・・。
以上のようなことが、全然考察されていないのが、これまでの養液栽培である。
一口に言えば、現在の養液栽培で、シャシャンボ、アクシバモドキが自生する屋久島の大王杉を育成できるか。
そういう疑問である。
ブルーベリーの進化、特性を削除した栽培法である。
根毛植物と菌根植物の違いが想定されていない栽培法である。




 ペレポスト オーロラ ゴールド、 ペレポスト オーロラ1号のよる
          ブルーベリー養液栽培法       詳しいことは   ここ
菌根植物 ブルーベリーの養液栽培について
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